ゲーム脳
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2006/06/12(月) 16:34 トバシ
任天堂の経営方針説明会ついてのメモ
国内市場の供給改善について

夏以降ですね、月産200万台を超える体制を
月産220万台ぐらいまでは目処が付いております


海外市場
成長を続けてきた北米のソフト市場においても、市場縮小の兆し
北米だけは今でも市場の中心は『ゲームボーイアドバンス』
ソフトに至ってはほぼ半分がアドバンスのソフトが今でも売れている。


日本で「DSってのは脳を鍛える機械ですね」って言葉があるとすれば、ヨーロッパでは「DSってのは犬を飼う機械ですね」っていうふうに認識

ハードの普及台数の2/3ほどのnintendogsが売れているということになります。ハードを買う方が3人に2人、nintendogsを…ということで専用端末に近い。

そのnintendogsは、日本で100万本強売れており、海外の方では、出荷ベースでアメリカ230万本、ヨーロッパでは300万本超え

nintendogsのお客様はそのままどうぶつの森に興味を持って遊んでくれるという流れが出来つつあり,ヨーロッパではローカライズの関係で昨年は発売できずに、今年の3月に発売しました。ちょうど、2ヶ月経ったところです。年末に発売したアメリカ以上の勢いで今のところ売れていますので、これからまた、広がっていくんじゃないかと

海外版の脳トレについて

売れてないけど、日本でも最初はあまり売れなかったので大丈夫

Wiiの名称について

「ゲームなんとか」というような、いかにもゲームらしい名前でないほうが良いのではないか。むしろ、あえてゲーム機らしくない名前を選びました。

耳慣れない名前であることは、やはり議論を呼びました。

ゲームボーイという名前を初めて任天堂が作ったとき
海外に対しては、変な名前だったそうです。「じゃあ、女の子は遊んじゃいけないのか?」というようなことを真顔で、話をした海外の法人社員もいましたし、また、流通の関係者の方からも「いや、すっごい変な名前だ」というふうに当時言われたそうです。その当時変だったかもしれない名前は、今ものすごいブランド価値のある名前になっています。

結果的にWiiが普及して、たくさんの人たちに親しんでいただければ、その問題は必ず解決できるはず

次世代ゲーム機

任天堂は次世代ゲーム機を作っているとは思ってないし、次世代ゲーム機戦争をしているとは思っておりません。

次世代っていうのは、今までの延長にある、次にあるものを意味しますから、従来路線の延長を意味する言葉です。

私たちは、そこに興味はありません。

今までの延長上に進んでも、ゲーム人口が増えるとは考えていないからです。私たちはまったく新しい体験を提供できるゲーム機を作る道を選択。

携帯ゲーム機では既に、プロセッサ性能至上主義からのパラダイムシフト(競争の仕組みの変化)が起こりました。DSとPSPが発表されたとき、今日の史上の状況を予測できた方はほとんどいらっしゃらないのではないか

もちろん、プロセッサ性能至上主義で、新しい半導体技術をハイスピードに、高性能に、という方向に振り向ければ、消費電力も、筐体も大きくなり、冷却のためのファンで動作もうるさくなっていきます。

逆に、新しい技術を省電力…電力を節約する方向に振り向ければ筐体は小さくできますし、静かにすることも。


あまり手の内をみせないことについて

脳トレが流行る前と今とではちょっと状況が違ってきました。1年前に脳トレの存在を無視していた人たちの中には、今や、えー「これは売れるんだったら、こういうソフトを作ろう」ということで、次々と脳活性化ソフト作る方々が現れました。いわゆるフォロワーが現れたということですね。

そして、今や、脳活性化ソフトはゲーム業界の中で、一大ジャンルになっています。

そういうことが起こった後ですから、いま、我々の行動は、注目されているというふうに自覚しております。そういう中で、早くこのテーマについてお話しすぎることは競争上好ましくないのではないかと、今の時点では、まず、社内で深く潜行して進めておいて、そして時が来たときに、発売前にまた、何らかの形で発表会をさせていただく機会もあるでしょうから、そういうときに、大々的にお見せするのはどうかな、というふうに今思っています。

だいじなこと

いかに高速に起動して、すぐに中断できるかということが重要だと思っています。たとえばバーチャルコンソールなどの軽いソフトでは、クイックセーブみたいな機能を付けて、電源OFFしたときに、再び起動したときに、先ほどの続きがすぐ出来るというようなことを実現することで、手軽にやめて、すぐやめる、また続きをすぐ出来るというような、形を目指したいと思います。

開発陣には「3秒で起動しよう!3秒で起動しよう!」ということを繰り返し言っています。どんなソフトでも3秒で起動というわけにはいきませんけれども、電源を入れたら3秒で遊べるものがあるのか、必ず1分待たなきゃいけないのかというのは、もう、全く別のジャンルのものになるんじゃないかというふうに思います。



毎日電源を入れる理由を作りたいと思います。これは、毎日新しい体験があるということ。

ゲームの歴史の中で「大きいこと」「複雑なこと」「豪華なこと」は良いこと、お客様が望んでいるだという、方向にこれが続いてきたんですが、「あらゆる商品が大作化している」ということには歯止めを掛けないと、ゲーム産業が持たないというふうに思っています。

以前より豪華じゃなくてはいけない、プレイ時間が長くなくてはいけないという、呪縛のようなものが今あるわけですから、そこから作り手を解き放ちたいというのが願いです。

ファミコンミニや、Touch!Generations、そしてBit Generations(dotstreamなどのGBAソフト7作品)など、その狙いは共通です。そして、バーチャルコンソールも同じです。

バーチャルコンソールは過去のプラットフォームのことが今話題になっていますが、そのことだけではなくて、コンパクトな新作を作って、

例えば500円、例えば1000円で、新しいコンパクトな新作を楽しんでいただくというような用途にも使いたいと思って準備も始めています。

例えば…、私はよくテトリスの例を挙げるんですけれども、今、テトリスのように遊べばすごく面白いゲーム、でも、画面にはなんの魅力もないと言っていいぐらいシンプルなゲームがあったとして、人はそれを遊んでくれるのかと。テトリスは「テトリス」という名前を知っているからみんな遊んでくれるんです。

でも、この「ナントカ」っていう新しいゲームは、例えば「5,800円です。これを買ってください。」と言っても、5,800円分にしようと思ってゲームの本筋とはなんの関係もないゲームモードをいっぱい付けたり、ストーリーモードを付けたり、ムービー付けたり、豪華な絵…絵をいっぱい描いたり、キャラクターを乗せたりというようなことが、起こらざるを得ないのが今のパッケージビジネスの宿命なんですね。ですから、これを根本的に変えたいと思っております。

そのために、バーチャルコンソールは大きな可能性がありますし、こういうコンパクトな新作が、出て行く道が出来れば、小規模なチームに新たな開発者としての門戸が開かれます。今、ベテランが中心にまとめている大作は、今後ベテランが歳を取っていったらどうするのか、必ず誰も引き継げなくなる時期が来ます。

ですから、今から、新しい才能に門戸を開く道を任天堂が作っていきたいというふうに強く思っています。

その意味で、ゼルダのような大作もあって良いし、Touch!Generationsのようなユーザー拡大商品もあっていいし、バーチャルコンソールもあっていい。

我々がしたいことはソフトのプレイ時間とか物量と、値段についてのダイナミックレンジ(最小値と最大値の幅)を広くとって、今のままでは、ゲーム売り場に分厚い百科事典が並んでいるというような本屋さんであるかのような、大作ばかりがどんどん並んでいく流れになっています。

中には、雑誌も文庫本も、漫画本も今のままではなくなってしまいます。その意味で、こういうダイナミックレンジを広くとるということが必要だと思われます。

これだけ、DS、DS Liteが売れたわけですから、DSとWiiは上手く連携できないのかということは当然議論の中にあります。

かつて「ゲームキューブとゲームボーイアドバンスの連動」というのは、多くの皆様に期待はしていただきましたが、必ずしもうまくいったとは思っていません。

これは別売のケーブルが必要であったというのも大きな障害になっていましたし、
「両方のソフトを買って初めて何かの要素が出てくる」

っていうような、決してお客様本意と言えない実装をしてしまった例もあって、決してうまくいったとは私は考えていません。

で、
DSの「ワイヤレスダウンロード機能」を上手く使うことで、DSを既にお持ちのお客様が、「家にWiiがあると、色々うれしいことがある」そういう提案をしていってはどうかと、いうふうに私たちは考えております。それが、DSの市場での勢いを活用する方法になるんじゃないかと思います。

例えば、DSをWiiのタッチスクリーンコントローラとして、
「DSステーション」のような、店頭で新しいソフトのお試し版をダウンロードしてくるというようなことが家でできるように

DSソフトをWiiで拡張するとバンドブラザーズという合奏ゲームがあるんですけれども、このバンドブラザーズというDSのゲームを、wiiを使って拡張して、テレビから大音量で演奏が出来るように

Wiiが一台あれば、DSを持ち寄った人たちが、また違う楽しみ方を出来る。あるいは、nintendogs

nintendogsの犬が、画面上に現れる…こんな事が考えられますね。


DSステーション

全国約1,000ヵ所にこのDSステーションが展開。
Wi-Fi Connectionの無料接続拠点、ニンテンドーWi-Fi ステーションとして、最初に設置されたわけですが、同時にDSソフトの試遊サービス、そして、DSダウンロードサービスによるお試し版の配布や、すれ違い通信の中継、ワイヤレス通信による情報配信など、マルチな機能を持っています。そして、非常に多くの方に利用していただいています。

各店舗に、インターネットのネットワークを引き込むっていうのは実は、大変な労力が必要で、流通の皆様にもずいぶんご協力をいただいたのですが、ネットワークが繋がることで、内容の更新を、「月一回ディスクを送って更新します」じゃなくて、随時出来るようになりましたから、また、店頭からどのソフトがよく遊ばれている、どのソフトがどれだけダウンロードされているというようなことも分かりますから、発売前に色んな反響が分かったりですね、多くのマーケティング上の情報も提供してくれています。

もちろん、Wiiでこの機能がすべて実現できるわけではありませんが、自宅にいながらにしてDSダウンロードサービスを実現するような仕組みを提供していきたいというふうに思っています。














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